αMプロジェクト2020-2021

αM+ vol. 2 わたしの穴 美術の穴

「地底人とミラーレス・ミラー」

 

会場:gallery αM

会期:2022年 1月15日- 3月19日(2会期)

 展示替えに伴う休廊日:2月13日ー18日

 13:00-20:00 日月祝休み

 

パート 1:「地底人」

開催日:2022年 1月15日-2月12日

キュレーション:高石晃

参加アーティスト:高石晃・高山登・ニコライ スミノフ  

 

パート 2:「ミラーレス・ミラー」

開催日:2022年 2月26日-3月19日 ※新型コロナウィルスの影響で会期が変更となりました。

キュレーション:石井友人

参加アーティスト:雨宮庸介・石井友人・大川達也・敷地理・多田圭佑・谷口暁彦・津田道子・ 藤井博・三宅砂織

 

デザイン:岡﨑真理子

 

 主催:武蔵野美術大学

運営:武蔵野美術大学αMプロジェクト運営員会 

 

 

 

 

αM project2020-2021 

αM+ vol.2  My Hole: Hole in Art

Subterraneans and Mirrorless Mirror

 

 

Part1: Subterraneans
January 15, 2022(Sat.) - February 12, 2022(Sat.)
Curation: Akira Takaishi
Participating Artists: Akira Takaishi, Noboru Takayama, Nikolay Smirnov

Part2: Mirrorless Mirror
February 26, 2022(Sat.) - March 19, 2022(Sat.)
Curation: Tomohito Ishii
Participating Artists: Yosuke Amemiya, Tomohito Ishii, Tatsuya Okawa, Osamu Shikichi, Keisuke Tada, Akihiko Taniguchi, Michiko Tsuda, Hiroshi Fujii, Saori Miyake

 

Design:Mariko Okazaki
[Closed due to exhibition change: Feb. 13 - Feb. 18]
13:00-20:00 Closed on Sun., Mon., Holidays.

 

わたしの穴 美術の穴 」はアーティストの石井友人と高石晃によるアート・プロジェクトです。「地底人」と「ミラーレス・ミラー」という二つのテーマは、穴というモチーフを巡るプロジェクトでの7年間の活動を通じて浮上してきたものです。日常空間に遍在する穴。穴を実在するものとして認識することは出来ません。そこには何もない。しかし、不可思議にもそこに穴は存在していると感じます。このアンビバレントな経験を通して、たちの知覚や記憶、情動や想像力は駆動されている。そしてそのことの内に、人間という認識の枠組みを持った存在、そして、美術という制度における人間的営為の根源性があるのではないか、私たちはそのように解釈しています。

 「地底人」と「ミラーレス・ミラー」は、穴のこの両義的な性質が人間に与える変質のプロセスを、下方に貫入されていく穴と、水平的横方向に交通していく穴の二つの方向性でもって捉えようとしたものです。地面へと下方に穿たれた穴に対して、人は自らを支える基盤である大地とその下に広がる不可視な世界への想像力の投射を行うでしょう。一方、地上における水平的な穴には眼球やカメラのように、可視的な模像イメージを生み出す構造体があり、そこでは特異なイメージの脱情報化と再構築が推し進められています。

 「地底人とミラーレス・ミラー」ではこのような穴の垂直性・水平性の孕む異質なものたちが——潜在的なもの/現象的なものとして——分離し、そして時に混合します。現在、私たちが住う地球環境の中で、私たちは新たな神話的な想像力を持ち始めているでしょう。そして、著しく変化する情報環境において、私たちはイメージと物質の新たな関係性を模索しています。本展「地底人とミラーレス・ミラー」は会期を二つに分け、私たちをとりまく環境の変容と、その環境と私たちの新たな関係の仕方を、潜在・現象の二つのあり方として表出しようと試みます。

 

石井友人・高石晃

パート 1:「地底人」

開催日:2022年 1月15日-2月12日

キュレーション:高石晃

参加アーティスト:高石晃・高山登・ニコライ スミノフ 

 

 

  「地底人」では、私たち の足元の大地に穴を穿ち、地表の下に隠された世界を探索します。


 高山登が1968年前後から開始した表現実践は、一見要素還元的な形式をとっていたとしても、一貫して事物がその内部に抱え込んでいる記憶、歴史を志向しており、同世代の日本の作家よりもむしろヨーゼフ・ボイス等の実践との同時性をもっていました。その独自な物語性は、初期作の多くが「地下動物園」と名付けられていたことからもわかるように、この世ならざる地下世界への想像力に根ざしたものです。作品の構造、素材などには監獄や処刑台、強制労働など、近代国家による暴力が暗示されており、高山にとって地下世界は抑圧されてきた死者=他者たちが潜む場所として措定されていたのかもしれません。

 元来、大地に穿たれた穴や洞窟が異界としての地下世界に繋がっているという物語は、普遍的な神話構造として世界のあらゆる地域にみられます。ロシア出身の地理学者でアーティスト、キュレーターでもあるニコライ・スミノフは辺境に追いやられてきたアニミスティックな表現、科学的調査の最中に記録された神秘的な出来事、近代史からこぼれ落ちた不可解な歴史的事実などの中に現れる地下世界の表象を調査、研究しており、スミノフはそれらの一見おぞましい表象こそが現代の神話的物語であり、現代における人間と地球内部の力との関係を示すものだと考えています。

 それらの地下に蠢く様々な形象は、私たちが表層の世界が覆い隠している潜在的な領域を知ろうと試み、不可視の地下世界へと意識を投げかけることで現れてきたものです。「地底人」ではそのような地下世界へ向けられる想像力が私たちの生を下支えしている、不可欠な基礎であると位置付け、人間と大地=地球の関係が再度問い直されている現在における、subterraneans(地底人)としての他者の姿を構想します。

 

高石晃

 

パート 2:「ミラーレス・ミラー」

開催日:2022年 2月26日-3月19日

キュレーション:石井友人

参加アーティスト:雨宮庸介・石井友人・大川達也・敷地理・多田圭佑・谷口暁彦・津田道子・藤井博・三宅砂織

 

 

   ——この見えない巨大な鏡、すべてを写し出すかに見えるその明るい表面を通って、鏡の底へ降りてゆく。——

宮川淳『鏡・空間・イマージュ』1967


  鏡の向こう側を示唆する魅惑の物語は、歴史上数多に存在します。例えば、鏡の国のアリスやナルシスの物語のように。しかし、鏡の明るい表面と底、それは現実にはあり得ない二重の空間に思えます。

 私たちは社会生活を過ごす中で、現実と虚構、自己と他者、人間と自然を切り分ける認識を徐々に与えられていきます。「鏡の国」とは異なり、それが従来の鏡の役割とも言われています。

 そして現在、私たちは自己イメージを孕んだありとあらゆる模像(鏡、ショー・ウィンドウの反映、光学装置が生み出す複製イメージ、そしてスマホやデジタルデバイスにおけるミラーリングやミラー・ワールド)の世界に加速度的に取り囲まれ、同時的に世界と接しているにも関わらず、何故か事後的に世界が与えられているように感じることが少なくありません。

 「ミラーレス・ミラー」に参加するアーティストは、そのような現在の情報環境を積極的に引き受けながら、諸メディアにおける鏡像的構造を逆手に取り、リバース・エンジニアリング的に私たちを「非-わたし」の方向へ逆流させます。

 このさかしまが反映される展示空間では、鏡が物理的・空間的・心理的「穴」となり、本来存在し得ない二重の空間——鏡の明るい表面と底——の真っ只中に、私たちを誘います。そこでは「わたし」という認識を構成するのに不可欠な自己イメージが変質し、無数の模像に与えられた意味も大きく変調をきたすでしょう。

  「ミラーレス・ミラー」は、人間を切り分ける隔たりを再交通させ、分化(鏡)なき鏡の経験を生み出します。

 

石井友人

 

参加作家略歴

雨宮 庸介 Yousuke Amemiya 1975年茨城県生まれ。2013年Sandberg Institute(アムステルダム)修士課程修了。

主な個展に、2019年「幽霊の原稿」(SNOW Contemporary、東京)、 2018年「Ring Me Twice」(SNOW contemporary、東京)、2013年「On Alongsideness」(Galerie Fons Welters、アムステルダム) 2008年「ムチウチニューロン TEAM: Tokyo Wonder Site: Emerging Artists on Mezzanine 13」(トーキョーワ ンダーサイト渋谷、東京)など。 主なグループ展に、2021年「Reborn-Art Festival 2021-22夏会期―利他と流動性―」(日和山公園、宮城)、2021年「りんご宇宙―Apple Cycle/Cosmic Seed」(弘前れんが倉庫美術館 、青森) 2019年「青森EARTH2019 : いのち耕す場所 ?農業が開く土地とアートの未来」(青森県立美術館、東京)、 2018年「DOMANI・明日展」(国立新美術館、東京)、 「Wiesbaden Biennnale」(City Passage Wiesbaden、ヴィースバーデン/ドイツ)、 2014年「国東半島芸術祭」-「希望の原理」(国東半島、大分)、 2010年「六本木クロッシング2010展;芸術は可能か?」(森美術館、東京)など。

 

 

石井 友人   Tomohito Ishii 1981年東京都生まれ。 2006年武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了。

主な個展に、2019年「享楽平面」(CAPSULE、東京)、2017年「未来の家」 (Maki Fine Arts、東京)、2011年「『複合回路』認識の境界」(Gallery αM、東京) など。 主なグループ展に2021年「遠くの休息場」(南相木村山荘、長野)、「それぞれの山水」(駒込倉庫、東京)2018年「新朦朧主義5」(北京精華大学美術館、北京)2017年「ニュー・フラット・フィールド」(デジタルハリウッド大学、東京)、2016年「The Greater Taipei Biennial of Contemporary Art」(NTUA、台北)、2015年「引込線2015」(旧所沢市第二給食センター、埼玉)、2015年「わたしの穴 美術の穴」(Space23°C、東京)、2015年 「大和コレクションVII」(沖縄県立美術館・博物館、沖縄)、2014年「パープルーム大学II」(熊本市現代美術館、熊本)、2014年「新朦朧主義」(798芸術地区・東京画廊+BTAP、北京)、2007年「Portrait Session」(広島市現代美術館、広島)、2005年「from/to #3」(WAKO WORKS OF ART)など。 

 

 

大川 達也   Tatsuya Okawa   1994年神奈川県生まれ。2019年東京大学大学院学際情報学府学際情報学専攻先端表現情報学コース 修士課程修了。 

主なグループ展に、2017年「第19回東京大学制作展 “WYSIWYG?”」(東京大学、東京)、2017年「東京大学制作展EXTRA2017 “SUKIMANIAC”」(東京大学情報学環オープンスタジオ、東京)など。  主な作品利用に、2019年「Rakuten OPEN HIKARI×PADEL」(有明テニスの森公園、東京)、2019年「LIGHT PALETTE FUTSAL」(WOMB、東京)など。

 

 

敷地 理    Osamu Shikichi   1994年埼玉県生まれ。2020年東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修士課程修了。

主な個展に、2021年「ama phantom」(BankArt1929 KAIKO、横浜)。主なグループ展に2020年「-exposition-来るべきアート」(銀座蔦屋書店、東京)、「CAF賞2020」(代官山ヒルサイドフォーラム、東京) 主な上演作品に「ハッピーアイスクリーム」(YDC2020)、「振動する固まり、ゆるんだ境界」(TPAM2020 Fringe)、「blooming dots」(豊岡演劇祭2020フリンジ / TPAM2021 Fringe)、「Juicy」(YDC2021)など。主な滞在制作に2021年「Centre national de la danse - CN D」(フランス)、2020年「Museum of Human E-Motions / セゾン文化財団」(オンライン / 東京)、「ダンスレジデンス2020 / 穂の国とよはし芸術劇場プラット」(愛知)など。2020年YDC2020若手振付家のための在日フランス大使館賞受賞。

 

 

高石 晃 Akira Takaishi   1985年神奈川県生まれ。2010年武蔵野美術大学大学院美術専攻油絵コース修了。

主な個展に、2021年「Inner Surface」(Maki Fine Arts、東京)、2019年「下降庭園」(clinic、東京)、2016年「地下水脈」(マキファインアーツ、東京)、2013年「シャンポリオンのような人」(児玉画廊、東京)など。 主なグループ展に2020年「デイジーチェーン」(トーキョーアーツアンドスペース本郷、東京)「描かれたプール、日焼けのあとがついた」(東京都美術館、東京)、2018年「紅櫻公園アートアニュアル2018」(紅櫻公園、北海道)、2017年 「三つの体、約百八十兆の細胞 早川祐太x高石晃x加納俊輔」(マキファインアーツ、東京)、「FxAxRxM vol.1」(clinic、東京)「Last One Out Turn Off The Light」 (galerie l’inlassable、パリ)2016年「多世界」(文房堂ギャラリー、東京)2015年「わたしの穴 美術の穴」(スペース23℃、東京)、「三つの体、約百八十兆の細胞 早川祐太x高石晃x加納俊輔」(500m美術館、北海道)など。

 

 

高山 登   Noboru Takayama   1944年東京都生まれ。1970年東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了。

主な個展に2018年「Noboru Takayama」(Kayne Griffin、ロサンゼルス)、2011年「高山 登退任記念展『枕木―白い闇×黒い闇』(東京藝術大学大学美術館、東京)、2010年「高山 登展 ―300本の枕木 呼吸する空間―」(宮城県美術館、仙台)、2000年「高山 登展」(リアスアーク美術館、気仙沼)、1970年「高山 登個展 地下動物園」(田村画廊、東京)、1969年「高山 登個展 地下動物園」(椿近代画廊、東京)ほか多数。主なグループ展に 2017年「Japanorama: New Vision on Art Since 1970」(Pompidou Center、メッス)、2012年「Requiem for the Sun: The Art of Mono-Ha」(Blum & Poe 、ロサンゼルス)、2009年「コリアン・ディアスポラ・アーティスト」(韓国国立現代美術館、果川)、2000年「光州ビエンナーレ2000 Man + Space」(光州美術館、光州)、1995年「1970年-物質と知覚 もの派と根源を問う作家たち」(岐阜県美術館 広島市現代美術館 北九州市立美術館 埼玉県立美術館、サン=テティエンヌ美術館を巡回)、1973 年「第8回パリ国際青年ビエンナーレ」(パリ市立近代美術館、パリ)、1970年  「Space Totsuka ’70」(スペース戸塚、神奈川)、1970年「現代美術の動向」(京都国立近代美術館、京都)ほか多数。

 

 

多田 圭佑   Keisuke Tada   1986年愛知県生まれ。2012年愛知県立芸術大学美術研究科博士前期課程修了

主な個展に、2020年「Beautiful Dream」(MAHO KUBOTA GALLERY、東京)、2020年「CHANGELING」(rin art association、群馬)、2018年「 BORDER」(CAPSULE、東京)、 「エデンの東」( MAHO KUBOTA GALLERY 、東京) 、2017年 「forge」(MAHO KUBOTA GELLRY、東京)、 2015年「EXISTENCE」(JIKKA 実家 、東京)など。 主なグループ展に、2016年「AKZIDENZ」(Aoyama Meguro、東京)、 2014年「Some Like It Witty」(Gallery EXIT、香港)、 2013年「relational map」(STANDING PINE、愛知)、「TRICK-DIMENSION」( TOLOT heuristic SHINONOME、東京)、2010年「物語りの伏線 part2」(ギャラリー MoMo ryougoku、東京)、「都市の断片」(アーバンリサーチギャラリー、愛知)など。

 

 

谷口 暁彦  Akihiko Taniguchi   埼玉生まれ。 

主な個展・公演に、 2013年「思い過ごすものたち」(文明、東京)、2015年 「Skincare」(SOBO、東京)、「滲み出る板」(Gallery MIDORI.SO、東京)、2017年「超・いま・ここ」(CALM & PUNK GALLERY,東京)、2020年「やわらかなあそび」(Festival Tokyo シアターグリーン、東京)など。 主なグループ展に、 2012年「[インターネット アート これから]――ポスト・インターネットのリアリティ」(ICC、東京)、2016年「SeMA Biennale Mediacity Seoul 2016」(ソウル市立美術館、ソウル)、「オープン・スペース 2016」(ICC、東京)、また、2018年、「イン・ア・ゲームスケープ:ヴィデオ・ゲームの風景,リアリティ,物語,自我」(ICC、東京)にて共同キュレーションを務める。

 

 

津田 道子  Michiko Tsuda  1980年神奈川生まれ。東京芸術大学大学院映像研究科博士課程修了。

主な個展に、2020年「Trilogue」(TARO NASU、東京)、2017年「Observing Forest」(Zarya現代美術センター、ウラジオストク)、2015年「The Day After Yesterday」(TARO NASU、東京)、2012年「配置の森の住人と王様」(ICC、東京)など。主なグループ展に、2019年「あいちトリエンナーレ2019: 情の時代(Taming Y/Our Passion)」(四間道会場 伊藤家住宅、愛知)、「Arts Towada十周年記念 インター+プレイ展 第1期」(十和田市現代美術館、青森)「六本木クロッシング2019展:つないでみる」(森美術館、東京)、「art trip vol.03 in number, new world / 四海の数」(芦屋市立美術館、兵庫)、2016年「オープン・スペース 2016 メディア・コンシャス」(ICC、東京)、2013年「メディア/アートキッチン」(バンコク・アート&カルチャー・センター[BACC])など。主なスクリーニングに、2018年「ワッタン映画祭」(ゲーテ・インスティトュート・ミャンマー、ヤンゴン)、2016年「エコ・エクスパンデッド・シティ 2016」(WRO Art Gallery、ヴロツワフ)、2007年「ポケットフィルム・フェスティバル 3e」(ポンピドゥーセンター、パリ)など。主なパフォーマンスに、2020年《スクリーン・ベイビー #2》OPEN SITE 2019-2020 (トーキョーアーツアンドスペース本郷、東京、「乳歯」として)2016年《知らせ》(森下スタジオ、東京、神村恵と共作)など。

 

 

ニコライ・スミノフ   Nikolay Smirnov   1982年ロシア連邦ルイビンスク生まれ。2017年ロトチェンコ芸術学校卒業。

主なプロジェクト・論文として、2021年「State Alchemist」(コンセプチュアルライター・共作者としてRoyce NGとのコラボラーションを展示発表、ASAKUSA、東京)、2020年「Religious Libertarian」(アーティストとして展示発表、リガビエンナーレ、ラトビア)、2020年「Shaman, Schismatic, Necromancer: Religious Libertarians in Russia」(著者として論文掲載、e-flux journal Issue #107)、2019年「Geo-fictions/Geo-stitions: spatio-apocalyptic imaginaries on the Eastern Edge of Eurasia」(リサーチャー/アーティストとしてレジデンス参加および論考展示発表、ParaSite、香港)、2019年「Death, Immortality, and the Powers of the Subterranean World」(アーティストとして展示発表、第五回ウラルビエンナーレ、エカテリンブルク)、2019年「Meta-geography and the Navigation of Space」(著者として論文掲載、 e-flux journal Issue #101)、2018年「Metageography III: Orientalism and Dreams of Robinsons」(キュレーターとして展示企画、CCA Zarya、ウラジオストック)2018-2019年「Left-Wing Eurasianism」(アーティストとして展示発表、Villa Vassilieff、パリ、および著者として論文掲載、e-flux journal Issue  #97)、2016年「Permafrost」(キュレーターとして展示企画、Zeroth Arctic Biennale of Contemporary Art、ヤクーツク)、2015年「Metageography」(共同キュレーターとして展示企画、New Tretyakov Gallery、モスクワ)など。

 

 

藤井 博    HIiroshi Fujii   1942年岐阜県生まれ。1968年武蔵野美術大学油絵学科卒業。

主な個展に、2009年《「浮遊する視線性は...‘09.6(Space23°C、東京1999年「視層 絵画ーSight Strata Painting(ギャラリー 檜、東京)1996年《「空間質」 ‘96.2(IBM川崎市民ギャラリー、神奈川)1991年《「ためられる時間・空間 質」‘91.6(ときわ画廊、東京)1984年《「内へ」・「外へ」‘84.7・・・・ みうるもの・・・・》(ギャラリー檜、東京)1971年《「石」‘71.12(田村画廊、東京)1970年《「波動」1(肉・鉛・地)(田村画廊、東京)など。 主なグループ展に、2018年「わたしの穴 21世紀の瘡蓋」(Space23℃、東京)、2017年「表層の冒険 抽象のアポカリプス」(ギャラリー鴻、東京)2012年「写真で見るスペース戸塚 ’70(横田茂ギャラリー、東京) 1988年「現代美術としての映像表現」(目黒 区美術館、東京)1987年「降り立った絵画」(東京都美術館、東京)1984年「空間の音色」(山梨県立美術館、山梨)1978 「人間と自然の復権」(東京都美術館、東京)1973年《’73「点展」(置・ )(汲沢団地、神奈川)1973年「京都ビエンナーレ」(京都美術館、 京都)1970 「スペース戸塚 ’70(スペース 戸塚、神奈川)など。

 

 

三宅 砂織   Saori Miyake   1975年岐阜県生まれ。2000年京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。

主な個展に、2021年「アーティスト・イン・ミュージアム AiM Vol.9 三宅砂織」(岐阜県美術館アトリエ、岐阜)、2019年「庭園|POTSDAM」(SPACE TGC、東京)」、2018年「白夜」(haku、京都)、「THE MISSING SHADE 3」(WAITINGROOM、東京)、2017年「THE MISSING SHADE 2」(SAI GALLERY、大阪)、2015年「THE MISSING SHADE」(FUKUGAN GALLERY、大阪)。 主なグループ展に、2021年「奥能登国際芸術祭2020+」(スズ・シアター・ミュージアム、石川)、「デルタ」( KAYOKOYUKI |駒込倉庫 Komagome SOKO、東京)、2019年「MOT アニュアル2019 Echo after Echo:仮の声、新しい影」( 東京都現代美術館、東京)、2018年「第20 回 DOMANI・明日展」(国立新美術館、東京)、2017年「ArtMeets04 田幡浩一/三宅砂織」(アーツ前橋、群馬)など。